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第2話 4月1日 新しい家の匂い

Penulis: ちばぢぃ
last update Terakhir Diperbarui: 2025-12-01 20:00:11

朝6時。

目覚ましより早く目が覚めた。

昨夜は結局、泣き疲れて三時過ぎに眠った気がする。

枕は塩の味がした。

母さんがドアをノックした。

母「……蓮、起きてる? もう出発の時間よ」

俺は無言で頷いて、ベッドから這い出した。

制服はもう着られない。春休み最後の日なのに、明日から新学期なのに。

母さんが用意してくれたのは、シンプルな白いTシャツとジーンズ、それに薄手の青いパーカーだった。

玄関で、父さんが立っていた。

昨日の鬼のような顔はどこにもなくて、ただ疲れきった大人の顔があった。

父「……蓮、すまなかったな」

俺は何も答えられなかった。

父さんは俯いたまま、小さな封筒を差し出した。

父「これ、お小遣いだ。足りなくなったら連絡してくれ」

受け取るのも嫌だったけど、無視するのもできなくて、黙ってポケットに突っ込んだ。

車は母さんが運転する。

いつもなら父さんが運転して、俺は後部座席で颯音とLINEしてたのに。

今日は助手席に誰もいない。後部座席に俺一人。

窓の外を、知ってる街が後ろに流れていく。

もう二度と帰れないかもしれない気がして、胸が締めつけられた。

二時間半のドライブ。

ほとんど無言だった。

母さんは時々バックミラー越しに俺を見るけど、すぐに目を逸らす。

海が見えてきた。

潮の匂いがした。

おばあちゃんの家は、古い日本家屋で、屋根に瓦が乗っている。

庭には小さな畑があって、春の野菜が芽を出していた。

門を開けると、颯音がいた。

颯音「……蓮」

颯音は昨日と同じ制服のままだった。

いや、違う。制服の上に、薄いグレーのカーディガンを羽織っている。

目が真っ赤だった。泣き腫らした跡がはっきりわかる。

俺は走り寄った。

颯音も走ってきた。

玄関先で、二人はぎゅっと抱きしめ合った。

颯音「会えた……会えたよ、蓮……」

蓮「うん……俺も、ずっと会いたかった」

母さんたちが荷物を運んでいる音が遠くに聞こえる。

でも俺たちは離れられなかった。

颯音の肩が小刻みに震えていた。

俺のシャツが、颯音の涙で濡れていく。

おばあちゃんが出てきた。

白髪を後ろで束ねて、優しい目をしている。

おばあちゃん「まあまあ、二人とも。そんなに泣かなくても大丈夫よ。これからはここが家じゃ」

颯音が俺のシャツを握りしめたまま、小さく首を振った。

颯音「……おばあちゃん、ありがとう。でも、まだ信じられない」

おばあちゃんは微笑んで、颯音の頭を撫でた。

おばあちゃん「ゆっくりでいいよ。泣きたいだけ泣いて、笑いたいときに笑えばいい」

家の中は、畳の匂いがした。

木の香りと、ほのかに潮の匂い。

俺たちの部屋は二階の六畳間。

窓からは海が見える。

二つの布団が、ぴったり並べて敷かれていた。

颯音がぽつりと言った。

颯音「……同じ部屋なんだね」

蓮「うん」

颯音「一緒に寝るの、初めて」

顔が熱くなった。

颯音も耳まで赤くして、俯いている。

母さんが荷物を置いて、俺たちを見た。

母「何か必要なものがあったら、すぐに連絡してね」

蓮「……うん」

母は颯音にも声をかけた。

母「颯音くんも、遠慮しないでね。何でも言って」

颯音は小さく頭を下げた。

颯音「……ありがとうございます」

母さんが出ていくとき、颯音が小声で呟いた。

颯音「ママ……じゃなくて、おばさん……?」

母さんは振り返って、優しく笑った。

母「なんでもいいよ。好きに呼んで」

ドアが閉まる音がした。

俺たちは二人きりになった。

沈黙が落ちる。

外では波の音がする。

颯音が、俺の袖を掴んだ。

颯音「……蓮、怖い?」

蓮「怖いよ」

正直に答えた。

蓮「でも、颯音がいるから……少しだけ平気」

颯音が顔を上げた。

涙で濡れた瞳が、俺をまっすぐ見つめる。

颯音「俺も……蓮がいなかったら、もうダメだったかもしれない」

俺は颯音の手を握った。

冷たくて、小さくて、震えていた。

蓮「これから365日、一緒だよ」

颯音「……365日?」

蓮「うん。一年だよ。毎日、颯音と一緒」

颯音が、ふっと息を吐いた。

それから、初めて笑った。

泣き顔のままの、でも確かに笑顔だった。

颯音「約束だよ。365日、離れないで」

蓮「約束」

昼ごはんは、おばあちゃんが作ったおにぎりと、味噌汁。

海苔の香りがして、具は梅干し。

颯音は最初、箸が止まっていたけど、俺が「美味しいよ」って言うと、小さく頷いて食べ始めた。

午後は、荷ほどき。

俺の荷物は少なくて、すぐに終わった。

颯音の荷物はもっと少なかった。

制服が三着、本が五冊、ゲーム機、それと……小さなクマのぬいぐるみ。

颯音「……これ、捨てられなくて」

恥ずかしそうに言った。

蓮「いいよ。俺も昔、持ってたし」

颯音がほっとしたように笑った。

夕方、二人で海を見に行った。

砂浜は誰もいなくて、波が静かに寄せては返す。

颯音が靴を脱いで、砂の上を歩き始めた。

颯音「冷たい……でも、気持ちいい」

俺も靴を脱いだ。

颯音が手を差し出してきた。

颯音「……手、繋いでいい?」

蓮「うん」

指と指が絡まる。

颯音の手は、さっきより少し温かかった。

夕陽が海に沈んでいく。

空がオレンジに染まる。

颯音「綺麗……」

蓮「うん」

颯音「蓮と一緒に見れて、よかった」

俺は黙って、ぎゅっと手を握り返した。

夜、布団に入る。

二つの布団の間は、30センチもなかった。

颯音「……蓮、寝てる?」

蓮「まだ」

颯音「俺……まだ泣きそう」

蓮「俺も」

颯音が布団をめくって、俺の布団に入ってきた。

颯音「だめ……?」

蓮「だめじゃない」

颯音の体温が伝わってくる。

震えていた。

俺はそっと背中を抱いた。

颯音「……蓮の匂い、する」

蓮「颯音も」

颯音「この匂い、大好き」

俺の胸が、熱くなった。

涙がまた溢れそうになる。

颯音「蓮……ありがとう。今日、来てくれて」

蓮「俺こそ……颯音がいてくれて、よかった」

颯音「明日から……学校、どうする?」

蓮「転校だって。おばあちゃんが手続きしてくれた」

颯音「……一緒のクラス、かな」

蓮「わかんないけど……一緒の学校でよかった」

颯音「うん……」

しばらく黙ってた。

颯音の呼吸が、少しずつ落ち着いていく。

颯音「……蓮」

蓮「ん?」

颯音「好きだよ」

突然だった。

俺の心臓が、跳ねた。

蓮「……俺も」

颯音「ほんと?」

蓮「うん。ずっと前から」

颯音が、俺の胸に顔を埋めた。

颯音「……よかった」

涙が、俺の首筋を伝った。

でも、それは悲しい涙じゃなかった。

颯音「明日も……一緒にいようね」

蓮「もちろん」

颯音「365日、全部」

蓮「全部、一緒」

外で波の音がする。

新しい家の匂いがする。

颯音の体温がする。

俺たちは、ぎゅっと抱きしめ合ったまま、眠りについた。

世界はまだ壊れたままで。

でも、ここに新しい世界が、確かに始まった。

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